自宅の居住空間が、衣類やスポーツ用品、貴重品や趣味のグッズなどであふれかえっていませんか?
トランクルームに荷物を収納すると、スペースを広々と確保でき、狭い部屋もすっきりとした開放的な空間に変身させることができます。
今回は、トランクルーム収納を上手に活用して、広々と気持ちよく暮らすための整理術を紹介します。
そもそもトランクルームって、どんなサービス? 狭い部屋で荷物の置き場所に困っている人にピッタリ
トランクルームとは、自宅で収納する場所に困った荷物や、普段はあまり使わない荷物を収納するための「レンタル収納スペース」のこと。屋内型のトランクルームや、屋外コンテナ型などのタイプのトランクルームがありますが、基本的に利用者は自分でカギを使って収納スペースのドアを開け閉めし、自分で荷物の出し入れをするサービスです(※宅配型トランクルームを除く)。
家具や季節ものの衣類、スポーツ用品や工具など、普段あまり使わなかったり、自宅に置いておくには困るようなサイズの荷物を保管しておくのに重宝します。
また、トランクルームを上手に活用することで、狭い部屋に置いていた荷物を収納でき、広々とした空間を確保できるようになります。リビングを広々としたおしゃれな空間にしたり、導線を確保して暮らしやすい家にするために活用する方も増えています。
トランクルームを活用すると得られる「6つのメリット」
では、実際にトランクルームを使ってみるとどのような利点があるのでしょうか。利用者から聞いた代表的なメリットを6つご紹介します。
①狭い部屋を広々と有効に使えるようになり、片付けの手間も省ける
トランクルームの最大の利点は、自宅の限られた収納スペースを圧迫することなく、モノを保管できること。
たとえば一人暮らしの単身者向けのコンパクトな部屋にお住まいでしたら、トランクルームに普段は使用しないものを保管しておけば、埋もれていたスペースを有効活用することができます。
また都市部の家に家族で住んでいると、子どもたちの荷物やお父さんの趣味の荷物、お母さんの洋服など、さまざまな荷物で自宅が手狭になりがち。「第2の物置」であるトランクルームに荷物を保管しておくことで、居住空間を有効活用でき、すっきりとした開放的な空間に変身させられるでしょう。
②リビングをもっとおしゃれに演出でき、QOLもアップ
大量の本やおもちゃ、季節ものの洋服や家電製品、ゴルフバッグや趣味のグッズ、掃除用具やDIY工具……。いますぐは使わないけれど、捨てるにはもったいない荷物などでリビングが圧迫されていることはないでしょうか。
リビングや部屋に生活感を出さずに、すっきりとおしゃれに暮らしたい人にとって、トランクルームは最強の味方です。モノに溢れ、散らかった部屋に暮らしていると、掃除の際やもちろん、移動するときにだって邪魔になったりしてストレスがたまりがち。
こうしたモノをトランクルームに収納しておくだけで、大幅にQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上につながるのです。
③大切なモノや貴重品などの保管にも安心
ルートストアハブが提供する屋内型のトランクルームには、大手警備会社による防犯システムが施されています。そのため、貴重品や大事な趣味のコレクション、美術品などの保管場所として、家の中に置いておくよりも防犯面でも安心。
また空気の循環と室温を一定に保つため、最新の空調システムが導入されているのもルートストアハブのトランクルームの特徴。
カビや劣化から守りたい大切なアルバムや記録類、大事な冬ものの洋服などを保管するスペースとしても最適です。
④物置や倉庫に入りきれない季節モノやスポーツ用品、アウトドア用品の収納ができる
トランクルームは、季節外れの衣類や寝具の保管にも便利です。なにかとかさばりがちな冬物衣類は、春から夏の間の保管場所に困るものですよね。
物置を圧迫しがちな季節モノの衣類はもちろん、テントやシュラフ、サーフボードやスキー板、アウトドアグッズやゴルフバッグなど、季節によっては出番の少なくなったスポーツ用品の保管スペースとして活用してみてはいかがでしょうか。使わないアイテムをトランクルームで一括管理しておけば、すっきりとした居住空間を保つことができます。
⑤引っ越しなどの際の荷物の一時保管場所としても便利
また、引っ越しの際にもトランクルームは活躍します。
新居が完成するまでの荷物の一時保管場所として利用できるだけでなく、不要になった家具や生活用品、処分するかどうか迷っている家電などを一時的に保管しておいて、誰かに売れるまで置いておいたり、処分するまでに管理するスペースとしても有効活用できます。
⑥コレクション専用のサードプレイスとしても使える
トランクルームは、単なる収納スペースではありません。実は、コレクション専用のサードプレイスとして活用されている方もいらっしゃるんです。
スニーカーやミニカー、フィギュアなどの大事なコレクションをトランクルーム内に美しく収納することで、自宅とは別の空間で趣味の時間に没頭したり、ゴルフバッグや釣り道具などの大きな荷物を保管しておいて、週末に必要なときだけクルマで出し入れして利用されるなど、さまざまな活用方法があります。
トランクルームは、生活感を隠したり、大事なコレクションを保管したり、季節外れの物を収めるなど、上手に使えばさまざまなメリットがあります。ぜひ自分なりの工夫をして、効率的に活用してみましょう。
トランクルームを上手に活用! 狭い部屋にあった荷物をスッキリ収納できる「トランクルーム整理術」
トランクルームを上手に活用するためのポイントをいくつかご紹介します。
トランクルームを利用する際は、収納物にラベルを付けたり、収納ボックスに分けて入れるなど、あとになっても探しやすい工夫をするといいでしょう。また、定期的に中身を見直し、不要になったものは処分するなど、こまめな整理も大切。
トランクルームを使って自宅をすっきりと整理したい人は、以下の6つのポイントを押さえておくといいでしょう。
①収納ボックスや収納ラックを有効活用する
もちろん一般的な段ボールを使って収納しても問題はないのですが、それよりも収納ボックスを使用したほうが、持ち運びしやすく、積み重ねもできるので便利です。
透明なものや取手があるもの、ラベルに記入できるものなど、サイズや形状もさまざまなタイプの収納ボックスが売っていますので、しまいたいモノに合わせて使い分けるといいでしょう。
また、100均ショップや無印良品などに売っているラックや収納ケースなどを活用して、こまごまとした小物などを整理しておくことも収納のコツ。
▲整理収納についての参考記事はこちら
また、ルートストアハブのトランクルームには便利なフリーラックが設けられているタイプのルームがあり、こうしたラックを活用することで天井高いっぱいまでの荷物収納が可能。
あまり出し入れしないものや軽いものを上段に、持ち運びが大変な重いモノや出し入れの機会が多いモノは下段に収納すれば、さらに快適に整理することができるでしょう。
②収納する物を種類ごとに分ける
収納物をカテゴリー分けし、種類ごとに区切って保管することで、あとになってそれらが必要になったときに一目瞭然で探しやすくなります。
例えば、「冬物衣類」「キャンプ用品」「工具類」など目的別・用途別に、ラベルをつけ、分けて収納しておくようにしましょう。
「あれはどこだっけ?」「ここにしまったはず」と、必要なときになって荷物をひっくり返すのは面倒なもの。探し物をする時間を短縮するためにも、こういうちょっとした工夫がポイントになってきます。
③頻繁に出し入れするものは手前に配置
よく使うモノは手前に収納し、いつでもアクセスのしやすい場所に配置しましょう。その逆に、ほとんど使わないようなモノは奥の方に入れておくなどの工夫をするといいでしょう。
またキャスターつきの収納ラックを使用して収納すると、小まめな出し入れにも意外と便利です。
④収納するモノは定期的に見直す
トランクルームに収納する荷物の中身は、年に数回ほど見直すことをおすすめします。
不要になったモノ、あきらかに使わないと判断したモノを処分し、新しい収納物と入れ替えるなどして、スペースを有効活用しましょう。
「収納物の見直しは季節ごとの洋服の入れ替え時期に行う」など、時期をルールとして決めておくといいでしょう。
⑤良好な状態で保管するために、できるだけ清潔にしてから収納する
荷物をトランクルームで保管する際には、できるだけ清潔な状態にしてから収納することが大事です。カビや虫食いを防止し、良い状態で保管することにつながるからです。
洋服であればクリーニング後、キャンプ用品なら洗ってからなど、汚れを落とし、きっちりと乾かした状態で収納するようにします。
汚れをきちんと落とさずに収納すると、カビや臭い、変色などのリスクがあります。特に衣類は、洗濯をしてから保管するのが鉄則と言えるでしょう。
⑥【カビ予防】空気の循環を意識して詰め込みすぎない
ルートストアハブのトランクルームは、空気の循環を意識した構造と空調システムになっているため、カビ発生のリスクが低いのも特徴。
といっても、湿気た状態のモノを収納したり、空気が循環しないほど荷物を詰め込んだりすると、どうしてもカビが生えやすくなってしまいます。
空気を循環させるために適度な空間を確保するよう心がけ、荷物の間に隙間を作って通気性を良くすることが大切です。また、湿気を取り除くため、定期的に扉を開けて空気の入れ替えを行うことをおすすめします。
また洋服の場合、クリーニング後にかぶせられる保護ビニールを外し、通気性の良いカバーを掛けて収納しておくことで、除湿・防虫対策にもつながります。
さらに、湿気を取り除く乾燥剤を設置することも有効な対策です。シリカゲルなどの乾燥剤を適所に置いておけば、余計な湿気を吸収してくれるでしょう。乾燥剤は定期的な交換が必要ですが、カビ防止に一役買ってくれます。
***
トランクルームを上手に利用することで、リビングや寝室がすっきりと片付き、広々とした空間の確保につながります。ご自身のQOLをアップさせるためにも、ぜひトランクルームの活用を検討してみてはいかがでしょうか。
TRUNKROOM-JOURNAL編集部です。収納スペースを確保したい人に向けて、レンタル収納スペースに関するお役立ち情報をお届けします。
整理収納アドバイザー(ルートストアハブ株式会社)
(イラスト:逸見チエコ)